18.7.15 マタイ2:1 ルカ2:1-12 イエスの誕生

1.マタイ2:1 ユダヤの王ヘロデの世にイエスは生まれた。
BC538-9年、メディヤ・ペルシャの王キュロス(イザヤ44-45章クロス)が、さきにバビロンに強制移住させられたユダヤ人を解放した。
ユダヤに帰還した人々は神殿を再建し、エルサレムの城壁や門を修復し、住居を建て、モーセの律法を学習して精神の建て直しに励んだ。

BC331年、ギリシャのアレクサンドロス大王がペルシャ帝国を滅ぼした。
8年後に大王が急死し、帝国が三つに分割された。ユダヤの北がシリア王国、南がエジプト王国。いずれもギリシャ人が支配した。
シリアの王は被支配地をギリシャ化した。
BC167年、ユダヤの地方祭司の一家(ハスモン家)が反乱を起こし、独立を勝ち取った。この家のヨハネが大祭司となった。
アロンの家系以外から大祭司が出たことになる。その後、ローマが強国となり、シリアもエジプトも支配下に置いた。
ユダヤの南、イドマヤ(エドム)人のアンティパトロスが大祭司と共にローマの内紛に乗じて実力者カエサルに近づき、彼を支援した。カエサルはアンティパトロスをユダヤの総督にした。
その息子がヘロデである。ヘロデは15歳でガリラヤの支配者となった。さらにBC40年、カエサル亡きあとアントニウスとオクタビアヌスに取り入り、元老院からユダヤ王の承認を得た。
ヘロデは王権をユダヤの民に認めさせるために、ハスモン家の大祭司の血をひく女性を妻に迎えた。

2.ルカ2章 イエスの誕生 イエスは宿屋の馬屋に生まれた。
なぜ神はそのような「低いところ」に御子を置かれたのか。最近、文部科学省の局長が、息子を医科大に入れるために、大学に便宜を図り、受託収賄の罪で逮捕されたという報道があった。愚かなことをしたものだ。
この世の栄誉や栄華を求める。上層にいる人たちはそれしか考えないのか。イエスは下層からスタートさせられた。下層の人々に確かな希望と救いを与えるためである。

 この世の栄華栄誉は、一時的なもの、はかないものである。
豊臣秀吉は貧乏百姓の子から出世して天下を勝ち取った人だが、死に臨み、辞世の歌を書いた。
「つゆ(露)とをち(落ち)、つゆ(露)ときへにし(消へ)わがみ(身)かな、難波(大阪)の事もゆめ(夢)の又ゆめ(夢)」。
過ぎ去れば、思い出だけが残るだけだと言った。イエスは、そのような「はかなさ・むなしさ」から人間を救い出す方として、神によりこの世に生まれた。彼を嘲るか、彼に聞くかである。

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